多チャンネル超音波データ収集システム
IZALY RSYS0018

様々な領域における超音波の研究者、超音波機器の開発者のためのシステムです。
市販の超音波診断装置ではできない様々なユーザーカスタマイズが可能な超音波実験用プラットフォームです。
Izalyで収集したRFデータを基に超音波機器の研究・開発や、トランスデューサーの評価、研究など様々な研究分野でご利用いただけます。
- 超音波診断装置のように多チャンネルで送受信可能な超音波プラットフォームです。
- チャンネルRFデータの収集が可能です。
- ビームフォーミングされた加算RFデータの収集が可能です。
- 収集したデータは所望のフォーマットに変換することにより市販の数値解析ソフトウェアに取り込むことができます。
- 最大256チャンネルシステムまで、実験規模やご予算に応じて最適なシステムを選択いただけます。
- 送受信モジュールの構成数により32チャンネル毎にシステム構成を拡張することが可能です。
- トランスデューサとのインタフェースはカスタマイズ可能のなので、さまざまなトランスデューサーデバイスの評価にお使いいただけます。
- 本体は、約365mm(W) × 約420mm(H) × 約300mm(D)のコンパクト設計です。
- 高圧送信ビームフォーマユニットと組み合わせることで、HIFU実験等にご利用いただけます。

導入例
- 平面波送信シーケンスによる高フレームレートイメージング
- 振動子の評価、アレイ開発とイメージング
- 超音波機器開発フィージビリティ評価
- 高圧送信モジュールと組み合わせたHIFUシステム
- ファイバーを介した超音波イメージング
- 乳がん検診用プローブスキャンシステム
データ収集の例
多チャンネル超音波データ収集システム IZALYを使用した超音波データ収集の手順の一例です。
- プロジェクト作成ソフトウェアで送受信シーケンスデータを作成し、送受信シーケンサーに設定します。
- 作成した送受信シーケンスで超音波スキャンを行います。
- この時、参照用Bモード画像を見ながらスキャン位置等の調整を行います。
- スキャン位置を決定したらチャンネルRFデータ収集または加算RFデータの収集を開始します。
- 収集した加算RFデータは付属のビューワーで確認することができます。
- チャンネルRFデータを数値解析ソフトウェア等に取り込んで解析を行います。

応用例
多チャンネル超音波データ収集システム IZALYで収集した超音波データを用いた研究の一例です。
- 収集したチャンネルRFデータからビームフォーミング、Bモード信号処理、スキャン変換、画像処理を行い、コンピュータ上で動作する超音波診断装置エミュレータを構築。
- 平面波送信で収集したチャンネルRFデータからイメージングのためのパラメータ最適化などの数値設計。
- 加算RF信号からカラーフロー演算のアルゴリズム開発。
- 高速スキャンによる心拍動解析。

IZALYシステムの概要
本体は32chから256chまで拡張可能な送受信ユニットで構成されます。
お持ちの超音波プローブ、振動子または評価デバイス等を本体と接続します。
本体との接続は標準構成のプローブインターフェース(ProbeITF)またはユーザー様仕様にカスタマイズしたインタフェースを介して接続します。
本体の制御とデータ収集を行うためのPCとUSBで接続します。(PCはIZALYの構成に含まれておりません。)
PC上のアプリケーションで送受信を行い、データ収集を行います。
収集したデータは、お持ちの数値解析ソフトウェア等に読み込んで処理することができます。

IZALYシステムの構成例
送受信チャンネル数は送受信モジュール”32ch TRX module”の数によって選択できます。
標準構成として32ch、64ch、128ch、256chから選択いただけます。
接続するトランスデューサーに合わせてProbeITFを選択、またはカスタマイズします。

ProbeITF を設計することで様々なトランスデューサとの組み合わが可能です。

主なシステム仕様

送受信部の仕様


システム価格
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